こんにちは、Party Kitchenです。
いよいよ12月になり、街にはイルミネーションが溢れて都心部では星空よりも地上が眩しいほど輝く季節になりました。
クリスマスの予定は決まりましたか? クリスマスにはどんな美味しいものを食べますか?
一流レストランでディナーを食べるカップルや、友達とワイワイホームパーティーを開く方もいらっしゃることでしょう。
そんな日本のクリスマスの食べ物といえば、クリスマスケーキとケンタッキーフライドチキンですよね。
どちらも日本独特の不思議な文化として、海外では知られています。
海外でクリスマスの定番メニューは国によって様々で、北半球は冬のクリスマス、南半球は夏のクリスマスになるためその国が北半球にあるか南半球にあるかでも大分変わってきます。
クリスマスケーキというケーキが販売されるのは日本だけで、これは1922年(大正11年)にケーキ屋の不二家が初めてクリスマスの特別ケーキとして販売したのが始まりです。
世界のクリスマスの食べ物といえばブッシュドノエルやシュトーレン、クリスマスプティングがあります。
世界ではディナーに七面鳥を食べるところも多いのですが、日本では七面鳥に馴染みがなく家庭で七面鳥を焼くほど大きなオーブンが普及していないこともあって、代わりに同じチキンで済ませようと代用品になったのが「ケンタッキー」でした。
海外からしてみればクリスマスという特別な日に、マクドナルドなどと並ぶファーストフード店のケンタッキーフライドチキンを食べるのは驚きを隠せない文化。
しかし、日本ではもう立派な文化になりつつありますよね。
日本では主にクリスマスといえば恋人たちのイベント、もしくは子供のイベントというイメージがありますが、海外では家族みんなでゆっくり過ごすイベントという認識が一般的です。
クリスマスにはクリスマス料理を提供しているお店以外はどこもしまってしまう!なんて国もあります。
それぐらい、クリスマスは家族とゆっくり過ごすためのイベントなんですね。
先ほどは日本のクリスマスに食べるクリスマスケーキとケンタッキーのお話をしましたが、海外ではどのようなものを食べるのでしょうか?
酵母の入った生地にレーズンやナッツ類、オレンジピールやレモンピールなどを入れて焼き上げた菓子パンです。
パンの上には真っ白になるまでお砂糖がかかっています。
12月になると、12月25日までの1ヶ月間を使って少しずつ食べるのが習わし。
ドイツのシュトーレンは1ヶ月かけて食べきるというものでしたが、イギリスのクリスマスプティングは1ヶ月以上かけて作るもの。
クリスマスプティングというと日本人が思い浮かべるのは、柔らかいプリンのようなものだと思いますが、それとは全く異なります。
クリスマスプティングの基本的な材料は、パン粉、スエット(牛や羊の脂)、卵、レーズンやサルタナなどのドライフルーツ、ナツメグやシナモンなどのスパイス、ブランデーやラム酒です。各家庭で材料が異なり、ナッツ類を入れるところもあります。
お願い事をしながら東から西に向かって(または時計回りに)混ぜ、蒸す前に指輪や硬貨、指ぬきやボタンなどを入れて蒸します。
そこから約1ヶ月間冷蔵庫で熟成させます。熟成期間が長いほど、ドライフルーツが発行して味わいが深くなるのだとか。
食べる前にはもう一度蒸してからいただきます。
ブッシュドノエルとは「ブッシュ」が丸太・薪という意味で、ノエルが「クリスマス」という意味のお菓子です。
その名の通り、切り分けていないロールケーキを丸々一本使って、ココアやチョコレートで茶色くしたクリームをフォークなどを使って丸太や薪のような見た目になるように作られたケーキのこと。
なぜ丸太や薪なのかというのはいくつか説があるのですが、クリスマスの元になった北欧のユールログを元にしたという説、キリストの誕生を祝うため、また生まれたばかりのキリストを守るため、夜通し火を焚いたというような説も。
日本のクリスマス商戦で打ち出されたクリスマスケーキやクリスマスのケンタッキーとは違い、キリスト教徒の多い国々では伝統的な料理やお菓子が食べられているのだなと感じますね。
クリスマスのお菓子や料理、風習などはこの他にもまだまだたくさんの国に存在しています。
毎年同じようなクリスマスに飽きたなぁという方は、ぜひ海外の伝統的なクリスマスをお家で体験してみるのもいいのではないでしょうか♪