知って得する美しい和食の配膳位置【食事のマナー講座】
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こんにちは、今回は和食の配置についてお話ししたいと思います。
日本人には無くてはならない日本食。その日本食を毎日の食卓で正しい位置に配置できていますか?
テーブルマナーの中でも、今回は特に「配膳」に的を絞ってみようとお思います。
近年はSNSで良くも悪くも個人の小さな呟きが広がる時代です。ご飯の写真を発信する人も少なくはないでしょう。そんな中、配膳位置が気になる写真も多く出回っていますよね。
料理研究家さんや料理家さんなどのメインスチール撮影などは配膳位置よりも見栄えを重視しているものもありますが、普段の食事では美しい配膳ができるといいですよね♪
美味しい手料理を公開しても恥ずかしい思いをしない、美しい配膳を一緒に学んでいきましょう!
理想の献立「一汁三菜」
日本食の献立の基本は「一汁三菜」で、主食と汁物と主菜・副菜・副々菜のことをさしています。香の物(漬物)は一汁三菜には含まれていません。この一汁三菜の配膳位置を知っていると、「一汁二菜」にも応用できるので知っておくと特ですよ♪
美しい配膳
わかりやすくイラストで見てみましょう。
主食は左手前、汁物は右手前、主菜は右奥、副菜は左奥、副々菜は中央奥です。
福々菜はお盆に載せる関係もあり、主菜と副菜の間に来ることもあります。
先程も記述した通り香の物(漬物)は一汁三菜に含まれません。香の物を配膳するときは、主食・汁物・主菜・副菜に囲まれた真ん中です。
お箸は一番手前で持ち手が右側に来るように配置します。
このとき大事なのは左利きの人でもお箸の向きが変わるだけで、お食事の配膳は変わらないということです。これについては後で詳しく説明します。
一汁二菜以下の場合
普段の生活で毎日「一汁三菜」の献立が出て来ることは少ないかと思います。
ですが、基本的には「一汁三菜」の配膳を基本とします。
一汁二菜の場合は、中央奥に配置していた副々菜がなくなるだけなので、その他の配膳位置は変わりません。
基本中の基本として、これだけは覚えておくと便利なのが「ご飯は左、汁物は右、おかずは奥」。それは基本的に変わることがないので覚えておきましょう!
麺類がメインのときはどうなるの?
和食といってもお米だけが主食ではありませんよね。そば・うどんも立派な日本食です。
でも実はそばやうどんに配膳の明確なルールはないんです。
それが1つ存在するだけでお食事が完結してしまうことだってしばしばですよね
。配膳も何も、1つだけでも済んでしまうものなら、決まりがなくても納得できます。
ざるそばやつけ麺などは、つけ汁があるので食べやすい位置で臨機応変に対応していたりしますが、お店で食べるときにおそばやうどんって丼物が横に添えてあったりしませんか?
よく見る光景ですよね。そういう時には左に丼物、右におそばやうどんといった具合に基本のルールが適用されます。
「左上位」に基づく配膳
ルーツは古代中国ですが、日本は古来から「左上位」という考え方が強く根付いています。西洋の「右上位」とは逆なので注意しましょう。
左側にご飯が来る訳
弥生時代に稲作が伝わってから、日本はお米をとても大切に扱ってきました。年貢はお米で納めていましたし「ご飯粒を残すと目が潰れる」などの言い伝えもありますね。神格化もされていたお米は日本人にとってただの食べ物ではなく尊いもの。なのでご飯は上位である左側に位置します。
魚料理も左上位に注意!
頭と尻尾のある魚料理などは、左上位の考えに基づき頭を左側に向くようにして盛りつけます。上位側に尻尾を向けないように注意しましょう!
秋の旬「秋刀魚」などは丸ごと焼いて食べたりしますが、そういうお魚料理に適用されるルールです。
左利きでもお箸の向きしか変えない訳
食べやすさも大事ですが例えばご友人が左利きだと知っていても、もてなす際に反対向きで配膳しないようにしましょう。死装束なども着物は普通とは逆の着付け方にしますし、亡くなった人は左右逆などとよく耳にしませんか?
食事もそれと同じで、180度違う向きでお出しするのは、亡くなった故人に向けてか、仏前のみです。
なので、例え左利きの人であっても向きを変えるのはお箸だけにしましょう。
まとめ
どうでしたか?
正しい配膳の位置や、左上位の習わしなど、知っている方も改めて振り返ることが出来たのではないでしょうか。
パーティーキッチンでは今後も食事に関するマナーやテーブルマナーについてご紹介しようと思います。知らない人も知っている人も、一緒にスキルアップを目指しましょう!